20代で介護職に転職できる?未経験からの職場選びと資格・給料

20代で介護が未経験でも、介護職を目指せます。無資格で応募できる求人もありますが、担当する仕事によって必要な資格は異なります。給料だけで決めず、誰が仕事を教えてくれるのか、夜勤はいつから始まるのかまで確認しておくと安心です。

「同年代が少なくてなじめないのでは」「仕事を覚えられるだろうか」と不安でも、年齢だけで向き不向きが決まるわけではありません。入職前に確かめたいのは、任される仕事と、分からないときに支援を受けられる環境です。

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20代・未経験から介護職を目指すときの応募条件

経験・資格の応募条件と、採用後に担当する仕事は分けて確認します。「未経験可」は経験を必須にしない募集であり、資格不要と同じ意味ではありません。ほっ介護でも無資格・未経験からの相談を受け付けていますが、応募先ごとの条件確認は必要です。

  • 無資格可の募集:配属先・担当業務・必要な研修を確認
  • 異業種からの応募:経験した場面と介護で学びたい内容を整理

資格欄だけで応募を判断せず、仕事内容と教育体制も一緒に読み込むと、入職後の働き方を想像しやすくなります。

無資格で応募できる仕事と資格が必要な仕事

施設の無資格可求人と、所定の資格・研修が必要な訪問介護の仕事は別です。介護施設では資格をもたずに応募できる募集があります。一方、自宅を訪問して介護を提供する仕事には、介護福祉士や介護職員初任者研修修了者などの資格要件があります。

無資格可の募集でも、食事の配膳や清掃を中心に始めるのか、指導を受けながら身体介助を覚えるのかで入職後の仕事は変わります。「初めに担当する業務」「単独で任されるまでの指導」「資格取得後の担当変更」を採用担当者に尋ねてみてください。

介護サービス事業者には、対象となる無資格の職員へ認知症介護基礎研修を受講させる義務もあります。厚生労働省の案内では新規採用者に1年の猶予が設けられていますが、対象外となる資格や職種もあります。自分に必要な研修と受講時期を、入職先で確かめておくと安心です。

(※2026年9月時点 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定Q&A Vol.14」2025年公表)

(※2026年9月時点 厚生労働省「各介護サービスについて」・2020年公表)

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異業種の経験を志望動機に結び付ける

前職の仕事を具体的に説明すると、介護の仕事で生かせる経験を伝えられます。「人と話すのが好き」だけでは、相手の話を聞く姿勢やチームで働く様子まで伝わりません。

接客経験があるなら、要望を聞いて対応した場面や、判断に迷って責任者へ相談した場面を振り返ってみてください。事務職の経験なら、記録の正確さ、連絡漏れを防ぐ工夫、周囲との分担なども説明材料になります。

介護経験がないのに「すぐ役に立てる」と強く言い切る必要はありません。経験した仕事、介護を選ぶ理由、入職後に学びたい内容をつなげる方が自然です。応募先の仕事内容を読んでも理由を言葉にできない場合は、見学で現場を知ってから志望動機を整える方法もあります。

給料は基本給と手当を分けて確認する

比較するのは求人広告の大きな月収表示ではなく、自分の勤務条件で支給される額です。厚生労働省の賃金統計も、残業代などを含むかどうかで集計する給与を分けています。求人票でも基本給、夜勤手当、資格手当を分けて読む必要があります。

  • 夜勤の開始前:夜勤手当を含まない支給条件を確認
  • 資格取得後:手当の対象資格・支給開始月・昇給基準を確認

手当を含む給与と含まない給与を並べると、勤務先を変えた場合の収入差を見誤りにくくなります。

(※2026年9月時点 厚生労働省/令和7年賃金構造基本統計調査・用語の定義)

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夜勤を始める前と後の給与を比べる

夜勤手当込みのモデル月収が、入職直後から支給されるとは限りません。未経験者が夜勤に入る時期は、応募先の教育方針や業務の習得状況によります。研修中の月給を知りたい場合は、夜勤回数を含めた給与例だけでは判断できません。

比較する条件 応募先に聞く内容
夜勤開始前 基本給と、研修中にも支給される手当
夜勤開始後 想定される回数、手当の単価、給与への反映時期
時間外勤務 固定残業代の有無と、含まれる時間・金額
入職月 給与の締日・支払日、月途中入職の日割り計算

固定残業代は、一定時間分の時間外労働などに対する賃金を定額で支払う仕組みです。求人票に表示があれば、基本給から分けて金額と条件を確かめておくと安心です。想定した時間を超えた場合に、割増賃金が追加で支払われる旨も確認します。夜勤を希望しない場合は、日勤のみの条件で提示を受けると比較が明確です。

資格取得後の手当と昇給条件を確かめる

資格を取れば、どの職場でも同じ金額だけ給料が上がるわけではありません。資格手当の対象、金額、支給の開始時期は応募先の規程で確認します。資格取得支援があっても、取得後の昇給まで自動的に決まるとは限りません。

採用担当者には、現在の資格での支給額と、取得を目指す資格での支給条件を分けて聞くと整理しやすくなります。役職に就いた場合の手当や、評価による昇給も別の項目です。

介護職全体の平均給与や、資格別の平均給与差を、自分の入職時の給料や昇給予定額に置き換えないでください。統計は集計対象の平均であり、勤続年数や働き方も異なります。迷ったら、求人票のどの手当が自分に適用されるのかを確かめる方が実際の比較に役立ちます。

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20代から介護の経験を積むメリットと負担

介護の経験を積むメリットは、学んだ知識や技術を次の仕事・資格の選択に生かせる点です。実務経験から介護福祉士を目指すルートもあります。ただし、身体介助や夜勤、人間関係の負担を抱えたまま続ける必要はありません。

  • 経験と資格:学びながら担当業務や将来の希望を具体化
  • 仕事の負担:業務量だけでなく、支援を頼める体制も確認

将来性だけで職場を選ばず、目の前の勤務を無理なく続けられるかも判断材料にします。

資格を取りながら今後の働き方を選べる

働きながら学ぶ場合は、仕事内容を知ったうえで次に必要な資格を選べます。介護の基礎を学ぶ初任者研修、より広く知識・技術を学ぶ実務者研修、国家資格の介護福祉士では、役割も修了・取得までの要件も異なります。

現場で身体介助や利用者とのコミュニケーションを経験すると、技術を深めたいのか、別の施設・サービスで働きたいのかを考える材料が増えます。役職や相談業務への関心が生まれた場合も、必要な経験や資格は希望する職種ごとに確認します。

早く昇進するためだけに資格を選ぶより、今の業務で困っている点と、今後担当したい仕事から学習計画を立てる方が続けやすい方法です。資格取得後の配置や昇格を約束する制度なのか、受講費用だけを補助する制度なのかも分けて確認しておくと安心です。

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身体介助・夜勤・人間関係で無理をしない

負担を感じたときに業務や勤務条件を相談できる職場を選びます。20代だから体力がある、夜勤に向いている、と一括りにはできません。睡眠の取り方、通勤時間、家庭の事情、身体の状態は人によって違います。

身体介助では、介助方法を教わる機会や補助機器の使い方を確認します。難しい介助を単独で任されないか、応援を頼めるかも見学で聞きたい点です。夜勤については、担当人数だけでなく休憩や緊急時の連絡体制まで尋ねると、働く様子が具体的になります。

人間関係の不安には、同年代の人数だけでなく相談経路の確認も役立ちます。指導担当と相談しづらいときに別の職員や管理者へ相談できるかを聞いてみてください。つらさを年代の問題として片付けず、どの場面で支援が必要かを伝えると相談内容を整理できます。

研修ありの求人で確認したい受入体制

「研修あり」の表示だけでは、現場で受けられる支援の内容は分かりません。教育担当、実技練習、業務を任せる判断、相談先を分けて確認します。見学で「先輩が教えます」と説明されたら、担当者が不在の日の対応まで聞くと具体的です。

  • 教育担当:教える人と、習得状況を確認する人を確認
  • 夜勤の開始:同行期間と、困ったときの連絡方法を確認
  • 現場見学:業務分担と、職員が質問できる様子を確認

質問への回答を求人ごとにメモしておくと、雰囲気だけで決めずに比較できます。

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教育担当と独り立ちの判断基準を聞く

独り立ちの時期より、任せる前に何を確認するかを聞いてください。入職からの期間だけで業務を任せるのか、担当者が技術の習得を確認するのかでは、不安への対応が変わります。

「食事介助を単独で担当する前に、どのような確認がありますか」「苦手な業務をもう一度教わる時間はありますか」と質問すると、指導の方法を聞き出しやすくなります。経験者と未経験者で研修内容を分けるか、担当者が休みの日は誰に相談するかも確認したい点です。

回答が「慣れたら大丈夫」だけなら、実際に仕事を見てもらう場面や振り返りの方法を追加で尋ねます。明確な期間を約束してもらうより、習得が遅れた場合の支援まで把握できると、入職後の相談もしやすくなります。

夜勤開始の時期と困ったときの連絡先を確かめる

夜勤は、始める時期と支援を受ける方法をセットで確認します。日中にできる作業が増えても、夜間の利用者対応や緊急時の動きまで身に付いたとは限りません。

聞いておきたいのは、先輩と一緒に勤務する期間、単独で担当する業務の範囲、緊急時に判断を相談する相手です。「電話で連絡できます」と説明されたら、誰につながるのか、連絡が取れない場合の次の窓口も確かめておくと安心です。

夜勤に不安が強い場合は、応募時点で気持ちを伝えて構いません。日勤から始められる募集なのか、将来の夜勤が雇用条件に含まれるのかを分けて確認します。夜勤手当込みの月収だけで応募を決めず、生活リズムと教育体制を含めて検討する方が判断しやすくなります。

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見学で業務分担と質問しやすさを見る

見学では、働く人の印象だけでなく仕事の流れを観察します。忙しい時間帯の役割分担、申し送り、記録、職員同士の声かけは、求人票から分かりにくい部分です。

見学で見る点 追加で聞く質問
職員が忙しそうな場面 急な対応が重なったとき、誰が応援に入りますか
記録の方法 未経験者が操作や記録を練習する機会はありますか
指導する様子 担当者と勤務が合わない日は、誰に質問できますか
休憩の取り方 休憩中の担当業務は、誰が引き継ぎますか

短い見学だけで職場の全ては判断できません。見た範囲と説明された内容を分けて記録し、気になる条件は面接でも確認すると食い違いを減らせます。

資格取得と転職活動を無理なく進める

資格取得の予定と入職時期を決める判断材料は、勤務・通学の負担です。初任者研修は130時間の研修ですが、修了までの期間や通学日程は開講する機関によって異なります。退職を急ぐ前に、希望する仕事の応募要件と受講できる日を整理すると計画を立てやすくなります。

  • 研修選び:初任者研修と実務者研修の目的を区別
  • 受験準備:実務経験の期間・日数と研修修了を確認
  • 転職活動:在職中から希望条件と日程を整理

資格を先に取る方法と、取得支援のある職場で働く方法を、費用だけでなく勤務調整まで含めて比べてください。

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初任者研修と実務者研修の役割を知る

介護の基礎を学ぶ入口が初任者研修、実務経験ルートの介護福祉士受験に必要となる研修が実務者研修です。初任者研修を修了しただけで、介護福祉士の受験要件を全て満たすわけではありません。

初任者研修の標準的な研修時間は130時間です。講座を比較する際は受講料のほか、通学日、欠席時の振替、実技の練習、修了評価の扱いも確認します。実務者研修は、受講先の案内で受講内容と修了までの日程を確かめておくと安心です。

勤務先の取得支援を使うなら、費用を支払う時期、受講日を勤務として扱うか、退職時に返還条件があるかまで聞いておくと安心です。研修制度の変更もあるため、申込時の公的案内と募集要項を確認して選びます。

介護福祉士の受験に必要な経験を確認する

実務経験ルートでは、在籍期間だけでなく実際に介護業務へ従事した日数も必要です。社会福祉振興・試験センターは、従業期間3年以上かつ1,095日以上、従事日数540日以上に加え、実務者研修の修了等を要件としています。

従業期間は対象となる施設・事業などで在職した期間、従事日数は実際に対象業務へ従事した日数です。勤務日数が少ない働き方では、在籍が3年に達しても従事日数を満たさない場合があります。

勤務先や担当業務が実務経験の対象になるか、証明書をどこへ依頼するかも早めに確かめます。複数の職場で働いた経験がある場合や、介護以外の業務を兼務する場合は、試験センターの実務経験の範囲と算定方法に沿って確認しておくと安心です。

(※2026年9月時点 社会福祉振興・試験センター「第39回介護福祉士国家試験・受験資格」)

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在職中に希望条件を整理して応募する

退職時期が決まる前でも、求人探しや転職相談は可能です。ほっ介護では、在職中や転職時期が未定の段階の相談も受け付けています。収入を維持しながら職場を比べたい場合は、面接や見学に使える曜日・時間を先に整理すると進めやすくなります。

希望条件は、給与、通勤、夜勤、休日、教育体制に分け、譲れない条件と調整できる条件を区別します。希望地域が決まっている場合も、掲載求人の多さだけで判断せず、通える範囲と勤務時間が合うかを確認しておくと安心です。

内定後は、提示された雇用条件と入職可能な時期を確認してから、現職の退職手続きを進めます。求人・給与・募集状況は変わるため、応募時の求人票と担当者の説明を照合して判断します。

20代の介護職への転職でよくある質問

応募できるかどうかと、無理なく続けられるかどうかは別に確認します。20代で初めて介護職を選ぶ際に迷いやすい、資格、給料、適性、夜勤、受験、在職中の相談を整理しました。

希望する仕事と制度の条件を照らし合わせながら、自分に合う進め方を考えてみてください。

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20代・未経験でも介護職に応募できますか?

20代・未経験で応募できる介護職の求人はあります。応募条件は施設や担当業務によって異なり、無資格可の募集でも研修や業務上の制限の確認が必要です。求人票では経験・資格の欄に加え、教育担当、独り立ちまでの支援、夜勤の開始条件を確認しておくと安心です。

20代から介護職を目指すなら資格は必要ですか?

20代で介護職を目指す場合、必要な資格は担当する仕事によって異なります。初任者研修の標準的な研修時間は130時間ですが、無資格での応募が可能な施設の求人も対象です。資格の取得を先に進めるか、就職後の取得支援を利用するかは、希望する業務と募集条件で判断します。

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20代の介護職の給料はいくらですか?

20代の介護職の給料は、勤務先、資格、雇用形態、夜勤の有無で異なります。介護職全体の平均給与を入職時の給与として読むのは不適切です。応募先には基本給と手当の内訳を確認し、夜勤を始める前の月給と通常勤務時の月給を分けて示してもらうと比較しやすくなります。

20代で介護職に向いているか判断できますか?

20代の年齢だけでは介護職への適性は判断できません。利用者への対応やチームで働く姿勢に加え、勤務時間、身体介助の範囲、質問できる環境が自分に合うかを確かめます。見学では業務の説明を受け、苦手な作業を練習する機会や担当者の支援について具体的に質問してみてください。

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介護福祉士は20代からでも目指せますか?

介護福祉士は20代から目指せます。実務経験ルートでは、対象業務の従業期間3年、1,095日以上と従事日数540日以上に加え、実務者研修修了等が必要です。単に3年在籍すればよいわけではありません。勤務先の業務が実務経験の対象になるかも試験センターの案内で確認しておくと安心です。

(※2026年9月時点 社会福祉振興・試験センター「第39回介護福祉士国家試験・受験資格」)

20代で夜勤なしの介護職を選んでもよいですか?

20代でも夜勤のない勤務条件を希望できます。ただし、地域や事業所によって募集条件はさまざまです。求人票の日勤表示だけで判断せず、早番・遅番の有無、配属後の勤務変更、手当を除いた給与を確認すると、入職後の働き方を具体的に検討できます。

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仕事を辞める前でも転職相談はできますか?

在職中でも、ほっ介護に相談できます。20代で初めて転職する場合も、退職時期が決まる前に希望条件を整理する相談が可能です。勤務時間、資格取得の予定、入職できる時期を伝え、面接や見学の日程を相談してみてください。相談しただけで採用が決まるわけではありません。

20代の介護転職は入職後の働き方まで確かめて選ぶ

未経験からの職場選びでは、任される仕事と支援を受けられる条件を確かめておくと安心です。20代だから早く慣れるはず、と不安を押し切る必要はありません。教育担当、夜勤の開始条件、基本給と手当、資格取得の支援を比較すれば、入職後の働き方を具体的に考えられます。

求人条件、給与、手当、募集状況、対応地域は変更されるため、個別求人の条件は求人票・公式情報・担当コンサルタントで確かめておくと安心です。制度や資格要件も改定される可能性があるため、公的機関の案内を優先しましょう。

ほっ介護では、希望条件の整理から求人紹介、面接・見学の日程調整まで無料で支援しています。転職するか迷っている段階でも、今の不安や希望する働き方をお聞かせください。

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この記事の著者

ほっ介護編集部

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